【まっちゃ】茶の新芽を摘ん で精製した茶葉を、臼でひい て微粉末にしたもの。茶葉を そのまま粉にしているため、 茶の栄養素を余すところなく 摂取できます。 【ぎょくろ】一番茶の新芽が 伸び出した頃より覆下園から 摘採した茶葉を煎茶と同様に 製造したもの。直射日光を遮 ることでカテキンの生成が抑 えられ、まろやかな旨みと特 有の香りがあります。 【かぶせちゃ】摘採前7日前 後に藁や寒冷紗などで覆った 茶園から摘採した茶葉を煎茶 と同様に製造したもの。直射 日光を遮ることで茶葉の緑色 が濃くなり、旨みや甘みを多 く含みます。
【せんちゃ】自然光下で栽培し 摘採した茶葉を蒸熱、揉捻、乾 燥して製造したもの。新鮮なう ちに蒸すことで茶葉の酸化酵素 の働きを止めた不発酵茶。さわ やかな香りと旨みのほかに渋み もあります。 【ふかむしせんちゃ】茶葉の 蒸し時間を煎茶の2倍以上の時 間で製造したもの。長時間蒸 すことにより、茶葉からの滲 出成分が多くなり渋みのない 濃く、まろやかな味わいとな ります。 【かりがね】茶の仕上げ加工工 程で選別された茶の茎や葉や柄、 赤茎を言う。京都ではかりがね、 全国的には茎茶や棒茶と呼ばれ る。鮮やかな緑の茎茶ほど、甘 みがあります。 【まっちゃいりかりがね】 矢野園独自の製法により、雁 が音茶と抹茶をブレンドした もの。豊かな風味ときれいな 水色(すいしょく)が特徴で す。
【めちゃ】煎茶や玉露の仕上 げ加工の工程で芽の先の細い 部分を選別したお茶。見た目 は小さな玉のようにコロコロ としており、お茶の旨みを多 く含む濃厚な味が特徴です。 【ほうじちゃ】茶の仕上げ加 工工程で選別した大きい葉や 茎を混ぜ合わせ高温で焙った もの。カフェインがとばされ 苦味や渋みのない焙じ茶特有 の香ばしさとあっさりとした 口当たりが特徴です。 【げんまいちゃ】煎茶や番茶 に炒った玄米を加えたもの。 煎茶や番茶のさっぱりとした 味わいと、炒った玄米の軽や かな香ばしさが楽しめます。 【こなちゃ】荒茶の仕上げ工 程でふるい分けされた粉末状 の茶。粉末状であるため、水 に溶けない有効成分を効率的 に摂取できます。また鮮やか な色合いで味も濃くでます。

お茶は気温や湿度、光などで成分が変わり、味や香りがおちるデリケートな性質を持っています。 開封後はなるべく早くお飲みください。また保存する時には、湿度を防ぐ気密性の高い容器に入れ て冷暗所で保管してください。特にキッチンの火気や暖房設備から離すように注意してください。

 カテキン
(お茶の渋み成分)
●発がん作用抑制ーβカロテンやビタミンCも有効とされています。
●生活習慣病予防ー血中コレステロールや体脂肪の低下、血圧や血糖の
上昇を抑制し、かたよった食生活による様々な病の予防につながります。
●殺菌・抗菌作用ー風邪予防、虫歯・口臭予防。
*抗酸化作用や脱臭作用、抗インフルエンザ作用も注目されています。
   
 カフェイン
(お茶の苦み成分)
●覚醒作用ー記憶力や集中力のアップにつながります。
●新陳代謝・血液循環促進ー疲労回復や低血圧の予防につながります。
*ほうじ茶や番茶はカフェインが少なく、お子様やカフェインに弱い方で
も安心してお飲み頂けます。 
   
 テアニン
(お茶の旨み成分)
●脳神経機能調整作用ーリラックス効果(α波が出ると言われています)。
●血圧上昇抑制作用
   
ビタミン類 ●抗酸化作用、皮膚や粘膜の健康維持(ビタミンC、B2、E)
●動脈硬化等の予防(葉酸)
●発がん作用抑制、夜間の視力の維持(βカロテン)
*特に煎茶にはビタミンCが多く含まれています。
   
上記の他にもサポニン(血圧低下作用)やフッ素(虫歯予防)、カリウム・カルシウム・リン・
マンガンなど、身体のバランスを整えるミネラル類も豊富に含まれています。
水に溶けやすいビタミンCなどの栄養素も、お茶として飲めばまるごといただけます。
また、食物繊維をたっぷり含んだ茶葉も、大切な身体の健康維持にぜひご活用ください。
*「人間と健康とお茶」国際茶研究シンポジウムより
*お茶に含まれる成分とその効能を記したもので、症状の改善や一定の効果を表したものではありません。